マンション管理士独立への挑戦

独立を目指しての予備ブログ

長期修繕計画

きたかんです。

最近のマンションでは長期修繕計画が作られていることが多くなっていますね。

では内容はどうでしょう?

結構いい加減なものが多いです。

特に、新築時デベロッパーが作った計画はほとんどといっていい加減です。

マンションを売るために修繕積立金を安くするのは誰もが知ってのとおりです。

 

専門性が高いと思い、建築事務所などにその業務を依頼することも多いですが、中身は標準修繕周期や工事単価を組み合わせて作るという至って単純なものです。

 

でも長期修繕計画の立案から5年毎の総会決議で、将来に渡る計画を区分所有者に示すことはとても重要です。これをしていなく、資金不足に陥る組合も多く、その時すでに遅しという結果になり兼ねません。

 

リプレイスを受けたマンションでの経験ですが、長期修繕計画の最終作成が15年以上前と、その以後一切見直しをしていなく、予定された工事や積立金値上げもされていませんでした。

 

あちこち水漏れが発生し、その都度保険対応をしてきた結果、保険会社から契約更新を拒否され、その後外資系保険会社の契約に行きつきましたが、そこでも断られる状況になっていました。

 

給水管更新工事を計画しようとも、資金不足から、排水管や外壁改修が置き去りに成り、過疎化が増々進んでいきます。

 

このような状況が続き、やがて賃貸率が高くなり、無関心区分所有者が増え、行く末はスラムと化していきます。

それほど、長期修繕計画が大事だということを区分所有者が理解しなければなりません。

 

私もマンションに入居している区分所有者ですが、長期修繕計画が作られておらず、理事会に申し入れを行った結果、予算計画や決議を経ず、設計会社に頼み、作ってもらったらしいですが、総会での決議を経ていませんし、各区分所有者にも示されていません。

 

近く理事になる予定ですので、専門家として力を発揮したいと思っています。

 

次回は管理人業務について書きたいと思います。