管理会社のリベート
マンション管理業界では、もう当たり前のようにリベートが発生してます。
水漏れなどの営繕工事が発生した。
業者へ連絡すると・・
〇〇会社さんの取り分20%位でいいですか?
では、それで見積もり作って組合さんに出しておきますね。とか
理事長さんから、〇〇会社さん、〇〇工事を検討しているんで、数社見積もり取ってくれないか?
本命業者へ連絡し、取り分2~30%を含んだ見積依頼をして、本命業者経由で数社ダミーの高額見積もりを用意させる。
結果、本命業者が当たり前に安くて受注する。
組合で見積もりを取るなどして、精査しないとこのような始末になってしまう。
ほんと、こんな日常が繰り返されてます・・
物件ごとの利益率の達成目標を掲げてるため、必要のない工事の提案や、ぼったくり商法は当たり前のようになってますよ。
コンサルタント会社が、管理組合の足を引っ張ってどうするんだろ?
委託費が高すぎて、管理費会計が毎年赤字・・
管理会社に取られるだけ搾り取られて修繕積立金残高が100万切ったり・・
こういうマンションを現実に沢山見てきました。
こんなウソっぱちなコンサルタントなんて、もうゴメンですねハイ。
近い将来この業界は、一気に崩れ去ると思ってます。
次回は、わたしの独立準備についてお話しします。
マンション管理士の仕事とは?
前回、管理業務主任者のフロントについて書きましたが、今回は本命であるマンション管理士業務についてです。
基本的にコンサル的な意味ではフロントも管理士もやることはさほど変わりません。
では何が違うのでしょう?
一言で表すと立ち位置が違うといったとこでしょうか。
フロントは管理会社に属しているため、リベートなどで利益を優先することが多く、それを抜いて今や業として成り立たない業界水準になっています。
つまり定額委託費のみでは食べられないという事です。
また、フロントは一定の担当棟数を持ち、多い場合で20~25棟前後を担い、日々業務に追われ、きめ細かいサービスができていません。
一方、マンション管理士は、管理組合にとってのアドバイザー的な第三者としての立ち位置でコンサルに努めるため、管理会社への目線とは大きく異なります。
双方共に、管理組合運営の適正化や円滑な運営を目指す部分では一緒です。
簡単に言いますと、マンション管理士は、組織に属していない分、親身になって組合運営の手助けができると言ったとこでしょうか・・
もちろん管理士も人間ですので、個の資質によるとこが大きいと思いますが、少なくとも自分は、必要としてもらえる管理組合で、日常から将来を守れるように使命感を持って取り組みたいと思っています。
次回は管理会社のリベートについて具体事例をお話ししたいと思います。
管理会社フロント業務
今日は管理業務のフロント業務についてです。
私ことキタカンも、長いこと管理会社でフロントをしてました。
すでに退いていますが、もうやりたいとは思いませんですはい。
経験ある方なら分かると思いますが、モンスター所有者などのクレーム対応から、深夜の緊急対応、土日の理事会出席から議事録作成に追われるなどなど・・
なんでしょう・・管理会社って・・思いません?
本来のコンサルタント業務なんぞごく一握りで、パシリ業務がほとんど。
問題があるとすぐ管理会社が悪いって、組合の捌け口になってますよ。
管理会社と組合の関係ってもうこんな流れになってますよね・・・
管理業界も横領やらなんやらで信用なし、業界自体で首しめちゃってます。
ここまでくると法律や管理業務主任者の設置自体が誤りだったんじゃないかと個人的に思うところ。
管理業界はもう腐ってますハイ・・
次回は、マンション管理士の業務についてです。
管理士試験について
今日はマンション管理士試験についてです。
平成30年度の試験で、合格率が7.9%
一概に合格率で評価はできませんが、1点の重みがすごいのがこの試験の特徴
なにせ分母集が強敵揃いで、管業免除者の多く、宅建士や建築士などの受験者も多い
いかに上位7~8%の枠に入るか!それだけ!
わたしが合格した勉強方法についてはこんな感じ・・
区分所有法は深く意味を追求した。(特に一部共用部分など定義をしっかり)
問1で出鼻を挫かれると、その後きついから・・ここは正解しようと。
民法はとにかく過去問を解いた。
標準管理規約はとことんやった。コメントも全部読む!ここは高得点可能かな?
不動産登記法や都市計画法はさら~~と過去問を解いた。(深入りしない)
警備業法その他の法律もさら~~と
会計2問はサービス問題、ここは絶対落とさない、簡単です。
建築・設備はとことんやって、たしか10問中8問正解したかな・・
ただ、設備は年度により、聞いたことないような問題が出ることがあるから、深入りすべきか判断が難しい。
ちなみに5点免除、独学2度目の受検で合格。
10年分の過去問1冊、模試5冊、有名某サイト、おおよそ600時間
先にお話しのとおり、この試験、ひやかし受験者が他の国家資格試験に比べて、圧倒的に少ないと思う。それだけに合格するのは相当の努力が必要です。
これから受験でマンション管理士を目指す方は、志を強く持って、ぜひ独立開業を目指してほしいと思います。輝けマンション管理士!
次回は、管理業務主任者のフロント業務について、書きますよ!
マンション管理士で食えない?
世では食えないと言われる管理士・・
本当にそうななのか。ネットを見ると管理士事務所のHPちらほらある。
でも手作り臭いHPの多いこと、食えてるのは実際この中の一握りだろうなとも思う。
では需要はあるのか?
手を入れなきゃならないマンションは山ほどあるはずだが
なにせ組合が必要性を認識していない、知らない。
管理士も組合へのアプローチが難しい、独占業務もない。
(管理士のメディア露出が増えれば多少違うんだけど・・)
やはり現状では食えない資格であるとしか言えない。
努力すれば食える資格であると言う意見もあるが、所詮門は狭い。
新築マンションが増える数より、老朽化するマンションのほうが圧倒的に多い時代になる。その大半がスラムと化す・・
こうならないよう、国は、多くのマンション管理士が将来活躍できるよう、早めに資格制度そのものに手を加えるべきだと思う。つまり独占業務の付与。
無いよりあった方がより活躍する場が増えるでしょう。
きっと将来は食える資格になっていることに期待して・・
ってことで、次はマンション管理士試験について書いてみようと思う。