マンション管理士の仕事とは?
前回、管理業務主任者のフロントについて書きましたが、今回は本命であるマンション管理士業務についてです。
基本的にコンサル的な意味ではフロントも管理士もやることはさほど変わりません。
では何が違うのでしょう?
一言で表すと立ち位置が違うといったとこでしょうか。
フロントは管理会社に属しているため、リベートなどで利益を優先することが多く、それを抜いて今や業として成り立たない業界水準になっています。
つまり定額委託費のみでは食べられないという事です。
また、フロントは一定の担当棟数を持ち、多い場合で20~25棟前後を担い、日々業務に追われ、きめ細かいサービスができていません。
一方、マンション管理士は、管理組合にとってのアドバイザー的な第三者としての立ち位置でコンサルに努めるため、管理会社への目線とは大きく異なります。
双方共に、管理組合運営の適正化や円滑な運営を目指す部分では一緒です。
簡単に言いますと、マンション管理士は、組織に属していない分、親身になって組合運営の手助けができると言ったとこでしょうか・・
もちろん管理士も人間ですので、個の資質によるとこが大きいと思いますが、少なくとも自分は、必要としてもらえる管理組合で、日常から将来を守れるように使命感を持って取り組みたいと思っています。
次回は管理会社のリベートについて具体事例をお話ししたいと思います。